star☆Pの日本酒銘珍録

日本酒好きの兼業Pが、全国各地の珍酒を嗜み、その記録を書き連ねていく。いずれ名鑑のようになればと、そんな願いも込められた頁です。

純米大吟醸 花の香 桜花 花の香酒造

カープ観戦後、祝勝会ということで

前に紹介した市内の日本酒バーへ父を連れていった

そこで楽しんだ酒をいくつか紹介したい

 

まずは1杯目に頼んだこの子を

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熊本の酒とのことで気になってセレクト。

初めてでいきなり純米大吟醸をいくのは少し

順序違いな気もするが、構わず頂いてみる

 

注がれたグラスからくる香りは控えめな印象。

名前からもっと派手に吟醸香がくると思っていたが、

割合上品な性格というべきか…

色味はほぼ透明。一口含んでみる。

 

口当たりはかなり軽やか。そして酸味がクッと来て

何というか、控えめだが、花びらを噛んだような

つつましい香りが口に広がる。

それでいてしっかり個性を主張してくる…

 

上品かつストレート。

言うなれば、箱入りお嬢様のような子である。

 

調べてみるとこの酒は、若い蔵人が毎日勉強しながら

一生懸命つくっているとのこと。

なるほどこの酒は、これから研究が重ねられて

もっと成長していくんだなと。

そう考えると、自分が抱いた感想もあながち

間違ってはいなかったのかな?と思った。

 

まだまだ磨きがかかっていく、そんな可能性を

感じさせる1本だった。

 

特別純米酒 豊盃 三浦酒造

 

さて、時空の歪みもなくなり、まさに今飲んでいる

スペシャルな1本を紹介しようと思う。

 

最近JR広島駅とその周辺が大改装され、巨大な

ターミナル橋上駅と、駅前ビル街が爆誕したのだが、

その中の1つ、EKICITY広島の1階、エディオン蔦屋

家電の一角に、とんでもない規模の酒屋が誕生した。

 

酒商山田さんという店で、もともと広島駅近辺に

いくつか店を構えていたそうなのだが、

新装開店したこの店はとにかく規模がすごい。

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(画像は酒商山田HPより転載)

 

この巨大なショーケース(というか冷蔵庫か)の中に

全国各地の銘酒が所狭しと並べられている。

私はここまでの規模の店に初めて出会った。

 

もっとも、何が一番驚きかと言えば、私がわざわざ

九州の酒屋に買いに行っている、王祿酒造の酒が

置いてあることだ。全国で30店そこらでしか取扱いが

ない酒が広島で買える、ということに衝撃を受けた。

まさに規格外の品揃え。是非一度訪れてみてほしい。

 

勿論王祿の酒も買って帰ったのだが、それはまた後日

紹介させてもらうとして、今日はその酒商山田さんで

仕入れたこちらの1本を紹介したい。

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知る人ぞ知る青森の銘酒、三浦酒造の豊盃だ。

来月結婚される先輩が、その報告に帰省されたとき、

酒の席で「今まで飲んだ日本酒の中で一番旨かった」

と教えてもらったのがこの豊盃である。

これもまさか広島で出会えるとは思ってもみなかった。

 

純米吟醸と迷ったが、最初は定番から攻めようと

いうことでこちらの純米酒を選んだ。

 

結論から言うと、こちらを選んで正解だった。

まず開けた瞬間から別格なのである。

青リンゴのような爽やかな吟醸香と称されているが、

まさにそれ。すぐさま脳裏に幻の白箱が浮かび、

どんなだったかな…と記憶と五感がガチバトル。

 

頭の中で赤りんごと青リンゴが喧嘩しているのをよそに

グラスに注いでみる。色味はほぼ透明。なのに

濃厚かつ上品な香りが部屋中に広がっていく…

 

口に含むやいなや、まるで包み込んでくるかのように

酸味と甘みが全身を支配する。

今口にしたのりんご酒だった?というかのように

フルーティーで、とにかく濃ゆい。

もちろん米の旨味なのだが、完全に錯覚するほど。

 

三浦酒造の酒の造り方にすごく興味を感じた。

幻は使っているりんご酵母由来の味わいだが、この

豊盃の果実香はどうやって作られているのだろうか…

とりあえずまた、白箱が飲みたくなった。

 

豊盃…もっと研究してみたい。

自分史上でも指折りの銘酒に出会えたかもしれない。

先輩に感謝…

 

しぼりたて新酒 白嶺酒造

 

2ヶ月ほど開いてしまった。この夏は本業に忙しく

埼玉、大阪、福岡と、日本を縦断していたため、

ゆっくりと更新できる余裕がなかった。

その間にもこの頁を覗いてくださっている人は

たくさん…やはりブログを開設した甲斐があった。

 

さて、今日紹介するのは夏に開けたこちら

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「丹後の地酒」と銘打ってある。伏見の酒はよく

嗜むが、同じ京都でも北部の酒は初めてである。

高校時代の後輩がお土産にとわざわざ買ってきて

くれたので、ありがたく頂くことに…

 

まず、開けたときの上立ち香はひかえめ。

が、グラスに注ぐと酸味がかったストレートな香りが

グッと攻めてくる。色合いは若干黄色味を帯びる。

いかにも原酒らしい、それでいて若々しい気質。

 

口当たりは優しく、舌の上で転がすと、まもなく

純粋な酸味がくわっと口いっぱいに伝わる。

私好みの旨口の酒である。印象はとにかくルーキー。

これを原点にいろんな種類の、いろんな性格を

もった酒が出来ていくんだろうなという妄想を

掻き立たせる、そんな1本であった。

 

平成二十九年丁酉二月四日 立春朝搾り 賀茂泉酒造

 

先日、たまにお邪魔しているスナックにて、

 

「限定品があるんだけど飲んでみる?」

 

との声かけを頂いて、是非!と二つ返事でお願いし、

開けてもらった酒を紹介…

 

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賀茂泉酒造から、春先に限定出荷される純米吟醸

生原酒で、予約販売でしか手に入れられないという、

滅多にお目にかかれない貴重な1本である。

 

因みに値段は定価720mlで1,620円也…

スナックで頂いたので、実際はもっとするのだが…

 

注いでもらうと、酸味が効いた上品で控えめな香り。

口当たりも優しく、ほわんと甘酸っぱいテイストで

1日歩きまくった疲れをほぐしてくれるよう。

 

父との待ち合わせのため、暑い中駅から自転車で

20分ダッシュして駆けつけたのだが、その苦労も

この1本と巡り逢えたことで多少は報われたかな?

 

大石昌良イズムをステマすべく、お歌も数曲歌わせて

もらって、いい気分で店を後にした。

 

 

上善如水 25周年記念醸造 純米大吟醸 白瀧酒造

 

更新間隔がほぼ30日なのは何故だろう…

その間に、アクセス数が謎に高い日が数日あり

非常にありがたい思い。定期的に見てくれている人が

いるのならば、張りきって連投しようじゃないか。

1年に1度の試験も終わったことだし…笑

 

さて、今回は暫く寝かせておいて、先日空けた

この子を紹介しよう。

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純米吟醸は今や全国のコンビニに常駐し、一見さんは

最初、必ず読みガナを頼りにその名を呼ぶ銘酒…

白瀧酒造の上善如水(ジョウゼンミズノゴトシ)だ。

 

その白瀧酒造から25周年メモリアル記念として

発売されたのがこの限定純米大吟醸である。

 

酒を探す際、地味に穴場なのがディスカウントストア。

たまにレアな酒を安く仕入れていて、その恩恵に

多々あやかる事があるのだが、この子も近所の

ディスカウントストアで出逢ったもの。

価格も1,500円くらいだったかと思う。ラッキーだ。

 

純米吟醸を初めて飲んだ時、本当に水みたいだ!と

サラサラ飲めてしまって、ふわふわ酩酊したのは

何年前のことだったか…笑

 

あの印象から今回、大吟醸にグレードアップして

味わいがどう変わるか楽しみにしていた。

 

開けてみると、上立ち香は純米吟醸よりこってりと

していて、しっかり主張してきそうな感じ。

色味も若干だが黄色味がかかり、純米吟醸とは

全く違う表情をしている。

 

ひと口。口当たりは安定の優しさ。上善らしい。

いつもならここから爽やかに喉まで駆けていくのだが、

流石は大吟醸。口の中でパッとひと花咲いてから

去っていく。華のある食中酒という感じか。

 

味は伯楽星を彷彿とさせるような色合い。

焼魚、天ぷらとかと合わせながらダブルヒロイン

楽しむのがいいだろう。

 

はてさて、ここのところ当たりが続いてて少々怖い。

そのうちまた結構なハズレを引くような気がする…

純米 垂れ口生原酒 招徳酒造

 

招徳酒造に怒涛の攻め継!

近所の酒屋にて、夏用のいい冷酒はないかと

ふらっと立ち寄ったところ、またしても招徳酒造の

酒とコンニチハ。。。(最近人気なのか?)

 

やたらと女性杜氏である云々を推していて、何だか

闇の力を感じてならないが、まあよしとしよう…

 

価格は4合瓶で1,380円と、そう高くもないのだが、

生憎手持ちに余裕がなく、決心しかねていると

父が気前よくスパッと持ってレジへ…(流石である。)

 

こうして有難いことにうちへやってくることと

なったのが、この子である。

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京都独自の酒米「京の輝き」で醸された1本。

ラベルは高級なビールかな?というようなカラー。

開栓するなり、品のいい上香で早くも勝利を確信。笑

 

冷酒グラスに注ぐと、僅かに黄金色で、よく見ると

これまた僅かに、グラスの底からなんと発泡して

いるではないか…!

 

まさか、旨い酒特有の微々炭酸感まで持ち併せている

というのか…!

 

高まるテンションを抑えられずひと口。グラスから

漂う香りを楽しむ過程すらスキップする始末。

 

これは…!なんというフルーティ…いや、違う!

 

なんと表現したらいいか、非常に悩ましい。

コメ本来の味の奥行きとコクの深さが、生原酒

ならではのリアリティと新鮮さを保って押し寄せて

くる感覚である。ダメだ伝わらないな。

なんだろう、華やかなのだが、フルーツ感とは少し

違う。強い酸味と心地よい微々炭酸感。

 

もっとこう、醸造までにかけられた時間やこだわりを

とくと味わえと言わんばかりの、まるで頑固オヤジの

ような有無の言わせなさ。最後まで喉元に少し残る

酸味とえぐ味がまさにそんな感じ。

 

本当に女性杜氏が醸した酒か?というくらいの

ひねりなし鉄拳ストレートな味わい。

たとえ5,000円台の純米大吟醸酒と飲み比べても、

全く引けをとらないのではなかろうか。

 

いい意味で強烈なインパクトを残した1本であった。

純米吟醸 夏の戯れ 招徳酒造

 

先月、GWに開けた京都伏見の「京」(みやこ)という

酒を紹介した。

先日近くのスーパーで、同じ招徳酒造の夏酒を

見つけたので、これも迷わず購入した。

 

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夏の戯れという名前を体で表す、涼しげなボトル。

 

香りは控えめで、色味はほぼ透明。

アルコール度数も12度と、さっぱりした酒だ。

 

しっかり冷やすと、水のようにサラサラと飲めて、

まさに夏にぴったりの一本だと言える。

ボトルにはお燗までOKとあるが、燗にするには

少し奥行きが足らないように思うが…

 

まぁさておき、京都の酒は今後ももっと漁り続けていこうと思う。