star☆Pの日本酒銘珍録

日本酒好きの兼業Pが、全国各地の珍酒を嗜み、その記録を書き連ねていく。いずれ名鑑のようになればと、そんな願いも込められた頁です。

京 純米大吟醸 限定400本 招徳酒造

 

ようやく時空の歪みがなくなってきた。

5日前、GW帰省の際に持って帰って、例の年3回の

催しで飲んだお酒である。

 

3月末に京都に行った際、伏見稲荷の麓の酒屋で

店主さんと話し込み、そこで激推しされたのが

招徳酒造の『京(みやこ)』というこのお酒。

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最高にフルーティーで、かつ味わいもしっかり

しているいいお酒ないですか?と訊いたところ

「これしかない」と奥の冷蔵庫から出してくれた。

 

値段は4号瓶で4kだが、クオリティは5k6k帯の

酒より遥かにいいと店主さん太鼓判。

個人的に、京都の酒米である祝という米を使った

酒は、当たりハズレが特に激しい印象だったので、

買うかどうしようかヤキモキしていると、

「絶対買って損はさせない」とまで言い切られて

しまったので、もはや買うしかないという笑

 

持って帰って暫く家で冷やしていたのだが、

なかなか飲むに至らず、今回丁度いい機会だし

そろそろ飲まないと風味が落ちるので例の会に持参。

 

まず同じ京都で、嵐山の酒『丹山 天(きわみ)』を

開けて飲んだのだが、これが所謂ハズレ。

5k帯の酒にもかかわらず、没個性で食中酒系。

当然不味くはないのだが、期待が大きすぎた分

肩透かしを食らってしまった。

かわいそうなので写真はナシ。

 

さていよいよ京を開ける。直前に京都の酒を

ハズしたので焦りを感じていたが、開栓してすぐ

あの店主さんを信じてよかったという安心感。

 

穏やかで濃い吟醸香

一口含むとフルーティーな香りがズン!

にこやかに皆にお酌したのは言うまでもない。

 

今まで京都の酒をそこそこ攻めてきたが、

この京は現状京都最高の酒だと思う。

味わいもしっかりしていて、まさにリクエスト通り。

父の友人夫婦にも大変喜んでもらえた。

 

あの京都の酒屋さん…再来訪確定である。